防災訓練で「防災のことを話し合う場」つくってみませんか?
6月8日(日)、板橋区立板橋第二小学校の体育館で、5町会合同防災訓練が行われました。あいにくの雨にもかかわらず、約220人の地域住民が参加し、防災行動力を身につけ、防災意識を新たにしました。
防災訓練は、前半、板橋消防署・板橋消防団の指導でAEDや心肺蘇生法、スタンドパイプのことを学び、日本公衆電話会から災害用伝言ダイヤルの利用方法などを学びました。
後半は、当研究所が講師となり、「震災時、私たちにできることは?」と題して、8人程度のグループに分かれて、グループグループワークを行いました。
グループワークでは、共助の重要性や必要性を理解し、私たち一人ひとり震災時に地域でどんな協力ができるのか、共助を推進するために日頃からできることはどんなことがあるかを考えてもらうことをねらいに実施しました。
時間が少ない中でも、参加者は講師の問いかけに対して真剣に話し合い、共助について改めて考えるきかっけになったのではないかと思います。
各地で行われている防災訓練は、初期消火や応急手当などの実技を学ぶ訓練が多く、地域住民で防災のことを話し合う機会はあまりないのではないでしょうか。
今回の防災訓練のように、防災行動力を身につける訓練とともに、グループに分かれて防災について考える場をつくることで、防災意識を新たにし、地域住民の交流を図ることにもなり、震災時に地域で助け合う意識が醸成されるのではないでしょうか。
みなさんの地域の防災訓練の中にも、防災のことを話し合う場をつくってみてはいかがでしょうか。
本訓練の様子やグループワークの結果は、宮元町会のホームページをご覧ください。
http://www.miyamoto-chokai.com/