【緊急調査】避難場所での新型コロナ感染症対策-発熱者等の避難-(速報)
現在6都府県に緊急事態宣言発出され、全国的に新型コロナの陽性者が急増しています。感染力が従来と比べ強くなった変異株の出現により、避難場所でのより一層の感染対策が必要になってきています。
現在、停滞した前線の影響により広い範囲で大雨となり、記録的な大雨になることが予想されています。各自治体では避難場所を開設して、住民に避難を呼びかけているところもあります。
本日(8月13日)9時現在、九州では7県137自治体で避難場所が開設されています。避難場所が開設されている自治体のホームページを調べたところ、避難される方で発熱等ある方への避難についての相談先や専用避難場所の記載があったのは7自治体(5.1%)だけでした。
浸水想定区域や土砂災害警戒区域に住む方で、発熱等ある方も避難を躊躇することなく避難できるように相談先や専用避難場所などの案内をしましょう。
また、地震時とは異なり風水害時における避難場所では、発熱等のない一般避難者が避難する避難場所とは別に専用避難場所を設置するといいでしょう。そのような対策を取ることで、避難場所での感染を恐れて避難をためらう人を少なくすることができると思います。
■発熱者等の相談先など記載があった自治体
福岡県:筑後市
佐賀県:唐津市、玄海町
熊本県:阿蘇市、南阿蘇市
鹿児島県:阿久根市、霧島市
※当研究所調べ。