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公益財団法人市民防災研究所 公式ブログ

当研究所からのお知らせや防災・減災情報を発信!

災害イメージ・トレーニング研修に風水害編が新たに加わりました

近年、全国各地で風水害が相次ぎ、河川のはん濫や土砂災害などで多くの命が犠牲になっています。

しかしながら、大地震と違って水害や土砂災害が突然起きることはほとんどありません。気象庁や自治体などから発表される防災気象情報や避難情報の内容をよく理解し、情報などを活用した事前の避難行動によって犠牲者を減らすことができると考えています。

災害イメージ・トレーニング(風水害編)は、水害・土砂災害時の自主防災組織の活動を考えるきっかけとなる研修です。

研修では、前提となる地域の災害危険や気象条件をもとに、防災気象情報や避難情報が次々と発表されたと仮定し、河川がはん濫や土砂災害が発生する恐れがあるときに、①安全に住民が避難できるのはいつごろか、②自主防災組織として「できること」「やること」は何か、③事前にやっておく備えは何かを順に考えてもらいます。

実際にやってもらうと、住民は早く避難したいと考えますが、そこに自治体の避難場所開設が間に合っていないことがわかりました。

災害イメージ・トレーニング(風水害編)で、水害・土砂災害時の活動がイメージできると思います。そして次のステップでは、自主防災組織版のタイムライン(事前防災行動計画)の策定への取り組みにつながっていくことを期待しています。

■ 風水害時の主な自主防災活動
・台風接近中などの注意喚起
・避難情報等の住民への伝達
・避難場所等への避難支援
・避難場所の開設・運営の支援

災害イメージ・トレーニングは「風水害編」のほかに、「地震編」「マンション地震編」「避難所開設編」があります。

〔関連記事〕
災害イメージ・トレーニング研修を実施してみませんか?(地震編)(2018/04/04)

ぜひ、みなさんの地域でも実施してみませんか?
興味・ご関心のある方は当研究所までお問い合わせください。

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