平成28年度新小岩地域防災会議の取り組み!~ どうする?!ペット同行避難~
当研究所では、平成28年度、新小岩地区地域防災会議支援業務(東京都葛飾区)を受託し、地域防災会議と避難所開設訓練等の企画・運営を支援しました。
今年度は「避難所でのペット同行避難」をテーマに、専門家から避難所でのペット同行避難の実態や課題などを学び、ペットを受け入れるためのルールづくりと同区初のペット同行避難訓練に取り組みました。
■ ペット受入のルールづくり
大地震などで避難所が開設された場合、飼育しているペットを連れて避難してくる避難者(ペット同行避難者)が想定されます。しかし、過去の被災地では、ペットの受入ルールが決められていなかったことで、避難者が生活するスペースにペットを連れてくるなど、他の避難者とトラブルになったケースが数多く報告されています。
そこで、ペットに関わるトラブルを防ぐためにも、避難所でペットを受け入れるためのルールなどを事前に作っておくことが大切です。
新小岩地域防災会議では、(1)ペット飼育スペース(2)飼育スペースの管理運営(3)動物飼育の基本ルールの3つを検討しました。
■ ペット同行避難訓練
事前に検討したことを踏まえ、屋外にペット飼育スペースを設置して、避難者と一緒に避難してきた犬や猫を、飼育スペースに受け入れる訓練を実施しました。
ペットのほとんどが室内で飼われているので屋外で飼育するのは難しいという意見もありました。
■ 避難所ペット同行避難対応指針を作成
今年度の新小岩地域防災会議の活動をまとめ、各避難所でペット受入のルールづくりなどの参考になるように「避難所ペット同行避難対応指針」を作成しました。
※今後、葛飾区地域防災計画に同指針が掲載される予定です。
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